作成に対する考え方
ネットショップは
総合力
で勝負する!
ネットショップは総合力で勝負する!
書店では「ネットショップ成功の秘密はSEOにあり」とか「メールマガジンだけで年商3000万円」など人目を引くタイトルの本があふれています。同様に、インターネット上でもこれに類する情報が氾濫しています。
これらの情報は真実なのでしょうか?
結論からいうと、ネットショップはたった一つの要素だけで成功するものではない、と言わざるをえません。
たしかに、SEOなどによる集客対策も重要、メールマガジンなどによるリピーターの確保も重要であることは疑いようもない事実です。しかし、ネットショップの成功とは「Webサイト力」、「商品力」、「宣伝力」、「リピート力」などのすべての力を結集してはじめて成し得るものなのです。自動車でたとえるならば、エンジンばかりがいくら強力であってもタイヤがすり減っていたり、ボディが重すぎたりしては決して速く走れないことと同じなのです。
成功するネットショップの四大要素
以下に、ネットショップの成功に欠かせない要素をご紹介します。
- Webサイト力
-
店舗にあたるもので、ネットショップの本体。SEOやアクセシビリティ、ユーザビリティを考慮して設計・作成されているほどWebサイト力があります。また、商品の画像や説明などお客様の「買いたい」気持ちをつかむ力や、お客様を「飽きさせない企画」の立案力などもこれに含まれます。ネットショップの中核をなす非常に重要な要素となります。
- 商品力
-
商品そのものがもつ「欲しい」と思わせる力です。製造販売している商品なら、より魅力あるものにするために開発・改良することで、商品力を高めることができます。仕入販売しているものは商品そのものに手を加えることは難しいですが、セット販売や提案の方法により商品力を高めることができます。
- 宣伝力
-
新規のお客様をネットショップに誘導する集客の力です。いくら立派なネットショップがあっても宣伝力がないと誰にも見てもらえず、当然のことながら商品が売れることもありません。基本的に宣伝にはコストがかかりますが、この支出を惜しんでいては売り上げの向上は望めません。
-
同じコストでより効果のある宣伝ができる力こそ本当の意味での宣伝力といえます。
- リピート力
-
「もう一度このお店で買い物をしたい」と思わせる力です。独占販売しており、なおかつ多くのお客様が欲しいと思う商品ならば、放っておいてもリピーターは増えますが、このようなケースはまさに特例中の特例であり、ほとんどのお店で扱っている商品は他の店でも買えるはずです。ならば、他の店でも売っている商品をわざわざ自分のお店で、しかも何度も買ってもらうためにはそれなりの仕掛けが必要となります。
適材適所が重要
説明の都合上、ネットショップを成功に導く要素を4つに分類しましたが、実際にはそれぞれの要素は互いに深く関係しています。ネットショップを成功に導くためにはこれらの要素すべてに注力する必要があると言えます。実際、すでに成功を収めている多くのネットショップではこれらの要素すべてに十分なコストと労力をかけています。
もちろん、ショップごと、商品ごとによってそれぞれの要素にかけるべきコストの割合は違ってきます。まだあまり知られていない商品については、商品の内容や価値の説明にもっとも注力すべきですが、誰でも知っている商品ならば、説明よりも自分のお店でも売っていることを宣伝することに注力すべきでしょう。つまり、決して無限ではない経費と労力を「いかに無駄なく、もっとも効果のある配分で各要素にかけるか」ということが重要となるのです。